一年を通しての除雪機のお手入れポイントを紹介します。
シーズン前
バッテリーの充電
長期間使用していないバッテリーは放電し、十分な性能が保たれていない可能性がありますので、除雪機からバッテリーを取外し補充電してください。
十分な性能が保たれていないバッテリーはエンジンの始動に影響する他にも、電動で稼動する部位にも影響が及ぶ可能性があります。
快適で安全な除雪作業のためにもバッテリーの点検は必要です。
ご自身で作業をする方法もありますが、バッテリーの正確な診断もできてプロのアドバイスが受けることができる、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■整備店を探す
エンジンオイルの交換
エンジンオイルは使用時間が短くても劣化しますので、定期的に点検・交換を行ってください。
交換したエンジンオイルはゴミの中や地面、排水溝などに捨てないようご注意ください。
ご自身で作業をする方法もありますが、オイルの廃棄処理もありますのでプロの安心した作業を受けることができる、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■整備店を探す
点検整備
点検・整備は平坦な場所で必ずエンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチキーを抜いて行ってください。
取扱説明書に記載されている定期点検整備項目に従ってオイル類・バッテリー・点火プラグの点検や各部締め付け点検を行ってください。
ご自身で作業ができない場合は、プロの安心した作業を受けることができる、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■整備店を探す
作業前
オーガ/ブロアロックボルトの点検
オーガ、ブロアを点検するときは必ずエンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチキーを抜いてください。
オーガ/ブロアロックボルトの締付けがゆるいと、ロックボルトが損傷しやすくな りますので、ゆるみの確認や折れがないことを確認します。
ロックボルトは、石のかみ込みなどの異常な負荷が加わったときに、本機の損傷を防ぐために折れるしくみになっています。
もし折れている場合は取扱説明書に沿って作業をしてください。
燃料の点検・確認
点検・確認は平坦な場所で必ずエンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチキーを抜いて行ってください。
エンジンの周りや下側に燃料、オイルの漏れがないことを確認してください。 また、燃料計で燃料の量を確認し、少ない場合は補給してください。
燃料の保管には専用の容器が必要です。また、容器内に錆やゴミがあるとトラブルの原因となりますので確認ください。
容器の交換が必要な場合は、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■部品取扱店を探す
作業中
除雪部および投雪口の雪づまり
除雪部および投雪口に詰まった雪を除去するときは、エンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチキーを抜き、各回転部が完全に止まってから、必ず備え付けの雪かき棒を使って雪を取除いてください。
エンジンが回っているときは絶対に手を入れないでください。大ケガをする恐れがあります。
雪かき棒が破損・紛失した場合は、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■整備店を探す
オーガ・ブロアロックボルトの交換
オーガ/ブロアロックボルトは異常な負荷が加わったときに、本機の損傷を防ぐために折れるしくみになっています。
交換はエンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチキーを抜き、各回転部が完全に止まってから行ってください。
エンジンが回っているときは絶対に手を入れないでください。大ケガをする恐れがあります。
交換作業は取扱説明書に沿って作業をしてください。
クローラーピンの交換
走行部に異常な負荷が加わったときに、本機の損傷を防ぐために折れるしくみになっています。もし折れている場合は交換してください。
交換は平坦な場所で必ずエンジンを停止し、誤ってエンジンが始動しないようにエンジンスイッチキーを抜いて行ってください。
ご自身で作業ができない場合は、プロの安心した作業を受けることができる、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■整備店を探す
作業後
各部の雪をとる
作業後は、各部の雪を取除いて格納してください。雪が付いたまま放置すると凍結し、次の使用に支障があるばかりでなく故障の原因にもなります。
除雪部および投雪口に詰まった雪を除去するときは、各回転部が完全に止まってから、必ず備え付けの雪かき棒を使って雪を取除いてください。
エンジンが回っているときは絶対に手を入れないでください。大ケガをする恐れがあります。
雪かき棒が破損・紛失した場合はお近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■部品取扱店を探す
燃料コックを閉じる
トラブルを未然に防ぐためにも、保管時には燃料コックを閉じることをお勧めします。
燃料容器内の錆やゴミが原因で、キャブレターからガソリンが溢れ出しオーバーフローすることがあります。
燃料タンクへの異物混入の一つに燃料容器内の錆やゴミが原因となることがありますので、容器の点検確認も必要です。
容器の交換が必要な場合は、お近くのホンダスノーショップにご相談する事をお勧めします。■部品取扱店を探す
シーズン後
バッテリーの管理
シーズン後は、バッテリーの⊖端子を外しておいてください。長期間バッテリーを使用しないとバッテリーは放電します。
6か月に一度および除雪時期の初めと終わりにバッテリーを外して補充電を行ってください。
ご自宅で保管する方法もありますが、点検一時保管を依頼できるホンダスノーショップもありますのでご相談する事をお勧めします。■点検一時保管の店を探す
燃料の処理
シーズン後は、燃料タンクとキャブレター内の燃料を抜いてください。
燃料を抜かないと、ガソリンが劣化して次回使用時に始動困難となり、故障の原因となります。
作業は風通しの良い場所で行い、燃料の付近でタバコを吸ったり炎など火気を近づけないでください。
ご自宅で保管する方法もありますが、点検一時保管を依頼できるホンダスノーショップもありますのでご相談する事をお勧めします。■点検一時保管の店を探す
保管時の給油箇所
次のシーズンまで保管する前に水気・汚れをふき取り、乾燥後に回転部および摺動部にオイル、グリースを注油・塗布します。
ご自身で点検をおこない異常があった場合はむやみに分解せず、お近くのホンダスノーショップへご相談する事をお勧めします。
また、点検一時保管を依頼できるホンダスノーショップもありますので、ご利用することをお勧め致します。■点検一時保管の店を探す